はじめに
感性の根っこ
私の原体験
2023年に触れ合った作品たち
締め
はじめに
みなさん、メリークリスマス！イブ！
この記事は 「Pepabo CS Advent Calendar 2023」 の24日目のエントリーです。
https://adventar.org/calendars/8984昨日は「Pepabo Managers Advent Calendar 2023」の23日目を担当しました。よかったらそちらも読んでください。
Managers Advent Calendarを無事に掲載できてほっとしたのも束の間、翌日がCS Advent Calendarの担当だったことを思い出しました。しかもM-1グランプリ当日。この記事が書き上がる頃にはきっと優勝者が決まっていることでしょう。つい先ほど、応援していたロングコートダディが敗者復活で負けてしまいちょっと残念な気持ちになっていますが、がんばって書きます。
ちなみに、仕事とは関係ないことです！！
感性の根っこ
仕事をしていると、ふと思うことがあります。ああ、、私はいま感性が枯れているかもしれない、、と。
感性という言葉は色々な意味をもっており、こういうものですと言い切ることが難しいのですが、自分なりに「感性を枯らさない」ことを大切にしてきました。それには複数の理由がありますが、主には、いまアーティストやクリエイターの人たちを支える仕事をしているからだと思います。
自身がクリエイターではないので、その人たちのことを完全に理解することはできないのですが、理解したいとは思っています。だから、見聞きしたこと、触れたことに対して、自分自身が何かを感じる機会をつくるようにしています。
だから私は、自分の感性らしきものが枯れないように、ちょこちょこと美術館などに作品を見に行っています。とか何とか言ってますが、シンプルに楽しいからというのが一番の理由だとは思います。
私の原体験
20代前半に大学を通じて出会った、強烈に影響を受けた作品があります。
Floating Light
https://www.lucent-design.co.jp/artworks/floating-light-2/1つ目は、当時大学院で作品制作をされていた松尾高弘さんの「Floating Light」です。
大橋にあるキャンパスの大きなコンクリートの壁面でデモを体験をした時は、本当に感激しました。自分の指から光が生まれて飛んでいくのが今まで経験したことがない感覚で、インタラクティブアートおもしろい！と思ったきっかけとなりました。
人間マウス
2つ目は、同じく当時大学院で作品制作をされていた長尾陽介さんの「人間マウス」です。
「特製のねずみの着ぐるみを着ると、パソコンのマウスになれます。」という説明がありなんだろうと思いますが、紛うことなきそういう作品です。人間マウスになったら、大きな声でクリック！！と叫びましょう。ユニークなこの作品は、当時NHKでやっていたデジスタか何かで取り上げられていた気がします。
ちなみに、長尾さんはminneでも作品を販売されています。私もスタンド看板を購入しました！他の作品もほしい。
https://minne.com/@nagaoyosuke/profile他にも影響を受けた人や作品はたくさんありますが、このような出会いによって好みや興味の方向性が形成されていった気がします。
2023年に触れ合った作品たち
ということで、頻度はそんなに高くありませんが、今年もチラホラと作品を観に行きました。その一部をご紹介します。
なお、最近は撮影OKな展示会が増えたので、それをいいことに記録写真を雑多に録りまくっています。気になる方は以下のアルバムをご覧ください。美術館に行った気分になれるかもしれません。
https://photos.app.goo.gl/Pw818jXkYSXqT1Qn8※アルバムの時系列と記事の紹介順は同じになっています。多分。
展覧会 岡本太郎（東京展）
https://taro2022.jp/これは今年じゃなくて去年です。東京に観に行きました。岡本太郎さんは、何ていうかすごいですね。とにかく作品の圧がすごくて強烈です。
⽥名網敬⼀個展「世界を映す鏡 A Mirror of the World」
https://omoharareal.com/navi/news/detail/3426これも去年です。岡本太郎展と同じタイミングでした。圧倒的なピカソの模写。この方の作品を観たのは初めてだったのですが、コラージュ作品もサイケでよかったです。
山中研究室最終展示「未来の原画」展
http://www.design-lab.iis.u-tokyo.ac.jp/exhibition/final/これまた去年です。どうしても紹介したかった！デザインエンジニアで東京大学教授でもある山中俊治さんが、退職されることに伴い、最終講義に代わって行われた最終展示です。展示がスケッチとプロトタイプだったので、絶対に直接見ておきたいと思って行きました。単純なパーツで構成されたロボットが生き物のように動くさまが面白いので、よかったらアルバム内の動画を見てみてください。会場に山中教授がいらっしゃったので一人で興奮していました。
兵庫県立美術館開館20周年記念 李禹煥 展覧会
ここから今年です。李禹煥さんの作品が好きで、香川の李禹煥美術館に行ったことがあるのですが、兵庫でも展覧会があるとのことで行きました。でも残念なことに撮影NGだったので写真はほぼありません。ちなみに兵庫県立美術館は安藤忠雄さんの設計で、美術館そのものがよかったです。なんというか空間が広いんですよね。安藤さんのでかい青りんごやヤノベケンジさんの巨大な女の子も展示されてますし。
太陽の塔
https://taiyounotou-expo70.jp/一度は行ってみたかった太陽の塔。なんてものを作ってしまったんだ、というのが素直な感想です。外観はもちろんのこと、内部もとんでもなかったです。芸術が爆発してます。
第59回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館展示帰国展 ダムタイプ｜2022: remap
https://www.artizon.museum/exhibition/detail/555ダムタイプは、大学生の時に舞台作品を観て衝撃を受けたアーティストグループです。展示があるたびにちょこちょこ出向いて観に行っています。だいぶ説明しづらい作品です。
福岡アジア美術館ベストコレクション
https://faam.city.fukuoka.lg.jp/exhibition/18828/今もやってます。福岡の人は気軽に行けてちょうどいいです。李禹煥さんの作品もあります。
不均質な自然と人の美術館
https://nature-and-human.art/インタラクティブアートを体験できる美術館なのですが、少し特殊で、自然そのものが展示されています。ここにある「太陽と月の部屋」が文化庁メディア芸術祭のアート部門大賞を受賞し、広く知られることとなりました。楽しくて今年2回も行きました。良い体験ができるので、ぜひ季節が変わるたびにドライブがてら行ってほしいです。実はこの美術館、大学時代の先輩や同級生が立ち上げたanno lab（あのラボ）というクリエイティブ・ラボが作っています。みんなどんだけすごいの。
以上、昨年末から今年にかけてはこんな感じでした。記事が長い。
こんな感じで、来年も色々な作品を観に行って、自分の感性に水やりをしたいと思います。
締め
この記事を書いている間にM-1の優勝者が決まりました。つまり、あと2時間くらいしかありません。私のokubo.aiが日の目を見る日は果たしてくるのでしょうか。
それではみなさん、良いクリスマスを！そして良いお年を！
明日のエントリーは、いよいよ今年ラストの25日目、サンタクロースであることを明言されているめぐじょさんです！お楽しみに！！
https://adventar.org/calendars/8984